座椅子（座椅子 No.5046K）　Legless chair(Legless Chair No.5046K)

藤森,健次

1966

再制作時期 Recreated year	1972
発行者 Maker/Publisher	株式会社天童木工
材質 Material	ケヤキ材,成形合板,zelkova,Formed plywood
サイズ Size	h.400mm w.330mm d.510mm 1800g
種別 Category	プロダクトデザイン _家具 _椅子
掲載図書 Publication book	ムサビのデザイン : みんなのへや 座って学ぶ椅子学講座 : ムサビ近代椅子コレクション400脚 : 記録集 ; 2 名作椅子に座る : 武蔵野美術大学美術資料図書館近代椅子コレクションより
登録番号 Assesion Number	197304000400
解説 Commentary	数多くある座椅子の中でもっともシンプルなものの1つである。一枚状のパーツを成形合板にして座部分に穴をあけたところに特徴がある。穴の上に座布団を敷き、座った人の体重で座布団が畳みに接した状態でずれない効果がある。従って座布団を用いないと使用できない。シンプルとはいえ、背部分の高さ、巾、およびアールの形状は人間工学に基づき、椅子としての機能は十分果たしている。また寄りかかっても座の奥行きが深くなるようなカーブをとっているので後ろには倒れにくい。部材も少なく、かつ加工性の良さなど生産効率が良いので結果的にコストの安い製品に仕上がっている。またスタッキングが可能なので収納性も良い。藤森健次は若くしてフィンランドに学び、モダンデザインを日本に紹介した一人である。