樹木
1983
技法 Technique |
160×180mm上製, 1C |
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種別 Category |
特定蒐集 _杉浦康平装幀コレクション _装幀 |
編著者名 Author |
出原栄一著 |
出版事項 Publisher, Publication date |
築地書館, 1983 |
登録番号 Assesion Number |
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解説 Commentary |
多数のページが、一つの背で綴じられる。自由に開く書物のページの動きは、「フリッカー(パラパラ動画)」を仕込むためのよき場となった。 「ひらく」「めくる」「パラパラめくる」……。枚葉の集積としての冊子形式が思いがけず取りこんだ時間的連続性が、パラパラ動画を生成する。 ブックデザインにおいてページに仕込まれた連続的画像は未踏の領域での「遊び」となる。フリッカーを仕掛けることに杉浦は熱中した。 コンピュータ・グラフィックスの胎動期の成果。 著者自らが作成した、樹木の枝分かれプログラムの複雑なバリエーションが、グリーン地に白抜きの樹木線画のフリッカーとなって、繁茂する。 五、ノイズから生まれる 本文|(フリッカー(動き)) |