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論理学(ライプニッツ著作集, 1)

杉浦,康平

1988/12

技法
Technique
A5上製函入り, 1C+箔
種別
Category
特定蒐集 _杉浦康平装幀コレクション _装幀
編著者名
Author
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ著; 下村寅太郎[ほか]監修; 沢口昭聿訳
シリーズ名
Series
ライプニッツ著作集
出版事項
Publisher, Publication date
工作舎, 1988.12
巻号・年次
Volumes
1
ISBN/ISSN 9784875021490
登録番号
Assesion Number
解説
Commentary
17世紀、「普遍数学」をかかげてバロック期の科学革命をリードしたライプニッツの著作集。10段階に変化するタイトル図形が、哲人の思想遍歴を象徴する。
●と▲。二つの図形をランダムに並べながら、7×7のマトリクスを作り、それを、点対称で増殖させる……という手法で作りあげた、「ランダム←→規則的」ユニットパターン。
表紙デザインでは、このパターンを縮小し、横方向に4回、縦方向に6回、鏡像反転させて作りあげた24ユニットのシンメトリーパターンを銀色の箔で押している。
箔押しをすると、▲や●の微妙に凹んだ部分が入射光の角度を反映して、異なるきらめきを発し、一つ一つのユニットが浮かびあがる。規則的で風変りな、箔押し効果が生まれでた。
記号論理学や微積分の創始、二進法の研究など、数々の数学的発想で知られる、ライプニッツ。予見にみちた巨人へのオマージュである。
箱のデザインにも、箔押しが使われた。これも、鏡面対象のパターンによるデザイン。
題字まわりの黒枠は、平が5×7の格子構造。背は、5×9の格子となる。巻を追って、外郭の形が微妙な変化を見せる。

協力=谷村彰彦

五、ノイズから生まれる
シリーズ全集|(ノイズで装う)
シリーズ全集|(背)をデザインする(ギャラリー)
カバー表紙|箔・キラキラ本