前期哲学(ライプニッツ著作集, 8)
1990/12
技法 Technique |
A5上製函入り, 1C+箔 |
---|---|
種別 Category |
特定蒐集 _杉浦康平装幀コレクション _装幀 |
編著者名 Author |
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ著; 下村寅太郎[ほか]監修; 西谷裕作[ほか]訳 |
シリーズ名 Series |
ライプニッツ著作集 |
出版事項 Publisher, Publication date |
工作舎, 1990.129 |
巻号・年次 Volumes |
8 |
ISBN/ISSN | 4875021755 |
登録番号 Assesion Number |
|
解説 Commentary |
17世紀、「普遍数学」をかかげてバロック期の科学革命をリードしたライプニッツの著作集。10段階に変化するタイトル図形が、哲人の思想遍歴を象徴する。 ●と▲。二つの図形をランダムに並べながら、7×7のマトリクスを作り、それを、点対称で増殖させる……という手法で作りあげた、「ランダム←→規則的」ユニットパターン。 表紙デザインでは、このパターンを縮小し、横方向に4回、縦方向に6回、鏡像反転させて作りあげた24ユニットのシンメトリーパターンを銀色の箔で押している。 箔押しをすると、▲や●の微妙に凹んだ部分が入射光の角度を反映して、異なるきらめきを発し、一つ一つのユニットが浮かびあがる。規則的で風変りな、箔押し効果が生まれでた。 記号論理学や微積分の創始、二進法の研究など、数々の数学的発想で知られる、ライプニッツ。予見にみちた巨人へのオマージュである。 箱のデザインにも、箔押しが使われた。これも、鏡面対象のパターンによるデザイン。 題字まわりの黒枠は、平が5×7の格子構造。背は、5×9の格子となる。巻を追って、外郭の形が微妙な変化を見せる。 協力=谷村彰彦 五、ノイズから生まれる シリーズ全集|(ノイズで装う) シリーズ全集|(背)をデザインする(ギャラリー) カバー表紙|箔・キラキラ本 |